ウェルカムスペースとは?飾るもの・準備・持ち込みの確認

木製テーブルに新郎新婦の写真3点、イーゼルに立てたボード、白い花とグリーンを飾ったウェルカムスペース

結婚式の準備で、会場の飾り付けや写真を調べていると、よく目にするのが「ウェルカムスペース」です。

「何を飾ればいいの?」
「写真や小物を、たくさん用意する必要がある?」
「当日の飾り付けは、誰にお願いすればよいのだろう」

参考になる写真が多いからこそ、どこまで準備すればよいか迷ってしまうこともあります。

まずは、会場で使える場所と持ち込みの条件を確認し、その広さに合ったものを選ぶところから始めましょう。飾るものを増やすことよりも、ゲストを迎える気持ちが伝わり、無理なく準備できることが大切です。

わたしたち DressAtelier&Photography emorma(エモルマ) は、東京・恵比寿でブライダル衣装のレンタルと、フォトウェディング・前撮りの撮影を行っている専門店です。

この記事では、ウェルカムスペースの役割、飾るものの考え方、準備から搬入・片付けまでの確認事項をご紹介します。


1. ウェルカムスペースとは、ゲストを迎える空間

ウェルカムスペースは、会場の入口や受付の近く、待合スペースなどに設ける、ゲストを迎えるための空間です。

ふたりの写真やウェルカムボード、思い出の品などを飾り、挙式や披露宴が始まる前に見てもらう場所として使われます。

どこに、どのくらいのスペースを設けられるかは会場によって異なります。専用のテーブルが用意される場合もあれば、既存の棚や会場装飾を生かす場合もあります。

受付と同じ場所とは限らない

受付は、ゲストの名前を確認したり、ご祝儀などを受け取ったりする場所です。装飾を楽しむウェルカムスペースとは、役割が異なります。

近くに飾る場合も、受付の作業場所や案内を隠してしまわないように気を付けましょう。

「飾る場所」と「受付に必要な場所」を、最初に分けて確認すると、その後の配置を考えやすくなります。


2. 飾るものは、伝えたいことから選ぶ

ウェルカムスペースに飾るものは、すべてをそろえる必要はありません。

「来てくれてありがとうと伝えたい」「ふたりのことを少し知ってもらいたい」など、何を伝えたいかを考えてから選んでみましょう。

飾るものの例 取り入れるときの考え方
ウェルカムボード ふたりの名前や、お迎えする言葉を伝える。置ける大きさと支え方も確認する
写真・アルバム 前撮りや日常、思い出の写真などから、見てもらいたいものを選ぶ
花・グリーン 会場や写真立てとの色合いを考える。持ち込みや管理の条件を確認する
趣味や思い出の品 ふたりの人柄が伝わるものを選ぶ。大きさや重さ、壊れやすさにも配慮する
メッセージカード 短い言葉で感謝を添える。立ったままでも読みやすい文字にする

迷ったら、中心になるものを一つ決める

例えば、大きめの写真を中心にするなら、周りの小物は少なめに。思い出の品を見てもらいたいなら、簡単な説明を添える、といった考え方ができます。

まず一つ軸を決めてから、必要なものを足していくと、買いすぎや作りすぎを防ぎやすくなります。

会場にもともと装飾がある場合は、写真立てを数点加えるような、控えめな整え方も考えてみましょう。


3. 買う前・作る前に、会場へ確認する

気に入ったものを見つけても、購入や制作を始める前に、使える場所と条件を確認しておきましょう。

サイズが合わない、設置に必要な道具が使えない、といったことが分かると、準備をやり直すことになってしまいます。

確認すること 担当者へ聞きたい内容
場所と寸法 テーブルや棚の幅・奥行き・高さ、飾れる範囲
貸し出し品 イーゼルや装飾品など、借りられるものと利用条件
持ち込み条件 持ち込めるもの、数量やサイズの制限、料金の有無
設置方法 壁への貼り付けや吊り下げが可能か、使える固定方法
花・照明など 生花、水を使うもの、キャンドル、電源が必要なものの扱い
設営と撤収 誰が、いつ、どこまで対応するか

会場の写真だけでは、大きさや使える範囲を判断しにくいことがあります。可能であれば寸法を記録し、担当者の了承を得て設置場所の写真も残しておくと便利です。

通路や案内をふさがない

見た目が整っていても、受付に並ぶ人や移動する人の妨げになっては、落ち着いて見てもらえません。

床に置くものや、大きなボードを使う場合は、転倒しにくい置き方と動線を担当者に確認しましょう。


4. 色や素材を絞ると、全体をまとめやすい

装飾に慣れていなくても、使う色や素材に共通点を持たせると、まとまりを考えやすくなります。

例えば、木製の写真立てと白い花、グリーンを組み合わせれば、温かく落ち着いた雰囲気に。ガラスや金属のフレームを使うなら、会場の照明や家具との相性も見てみましょう。

参考写真は、好きな部分を言葉にする

「この写真と同じにしたい」と考える前に、どこが好きなのかを整理します。

  • 色が落ち着いている
  • 木の素材感がある
  • 写真が見やすく並んでいる
  • 物が少なく、すっきりしている
  • 花やグリーンに自然な広がりがある

好きな理由が分かると、まったく同じ小物が見つからなくても、自分たちのスペースに合わせて選べます。

費用と制作時間の両方を考える

手作りは、材料費だけでなく、制作や修正に使う時間も必要です。

予算の上限を決め、購入するもの、借りるもの、自宅にあるものを整理してから準備しましょう。すべてを新しく用意する必要はありません。


5. 写真を飾るときは、大きさと見え方を確認する

写真は、ふたりの雰囲気や、これまでの歩みを伝えるアイテムになります。

前撮り写真だけでなく、旅行や日常の写真などから選ぶこともできます。枚数を増やす前に、どの写真を一番見てもらいたいかを考えてみましょう。

写真立ての向きと、写真の切れ方を確認する

縦写真と横写真では、必要な写真立てや配置が変わります。印刷する写真とフレームの縦横比が違うと、顔や衣装の一部が切れてしまうこともあります。

印刷の注文前には、仕上がり範囲を確認してください。大きく印刷する場合は、画像の解像度が足りるかも、撮影先や印刷先に相談しましょう。

前撮り写真を使うなら、納品日から逆算する

写真の納品後にも、選定、印刷、額装、会場への搬入という作業が残ります。

撮影日だけでなく、写真が使える状態になる日まで確認すると、直前の慌ただしさを減らせます。

家族や友人が写っている写真を飾る場合は、その方が気にする内容ではないかも確認しておきましょう。

前撮り・後撮り・フォトウェディングの違いは、こちらの記事でご紹介しています。

前撮り・後撮り・フォトウェディングの違いとは?3つの言葉をまとめて整理します


6. 一度並べて、配置が分かる写真を残す

必要なものがそろったら、会場の寸法に近い範囲を使い、一度並べてみましょう。

テーブルがない場合も、床などに幅と奥行きの目印を付けると、全体の量を確認しやすくなります。

  • ボードや写真が、後ろの物を隠していないか
  • 小物を詰め込みすぎていないか
  • 写真立てが安定しているか
  • 正面から見て、中心になるものが分かるか
  • 案内の文字が読みやすいか

設営をお願いする場合は、完成イメージを共有する

会場スタッフなどに設置をお願いする場合は、対応してもらえる範囲を確認したうえで、配置の写真や簡単な説明を渡します。

「この写真立ては左側」「この小物はボードの前」のように、品物と位置が分かると伝わりやすくなります。

ただし、実際の場所や当日の状況によって調整が必要になることもあります。必ず残したい部分と、任せられる部分を分けて伝えておきましょう。


7. 搬入と片付けまで決めて、準備を終える

ウェルカムスペースの準備は、小物が完成したところで終わりではありません。会場へ届け、設置し、持ち帰るところまで考えておきましょう。

箱の中身が分かるようにする

梱包するときは、品物の一覧と、どの場所で使うかをまとめます。複数の箱になる場合は、箱にも内容が分かる目印を付けておくと確認しやすくなります。

割れやすいフレームなどは保護し、組み立てが必要なものは、どこまで準備して持ち込むかを会場に確認してください。

受け渡しと持ち帰りの担当を決める

  • 搬入できる日と時間
  • 持参するか、配送するか
  • 配送先の住所と、荷物に記載する情報
  • 受け取ってもらえる条件
  • 設置を担当する人
  • 撤収と返却の方法
  • 当日、荷物を持ち帰る人

配送の場合は、自己判断で早く送らず、会場が指定する到着日や方法に合わせましょう。

大切な私物や借りたものがある場合は、返却先も一覧に記録します。帰りの移動手段で持ち帰れる量かどうかも、忘れずに確認しておきましょう。


まとめ

ウェルカムスペースは、ふたりらしい雰囲気でゲストを迎えるための空間です。

  • 最初に、会場で使える場所と寸法を確認する
  • 飾りたいものは、伝えたいことから選ぶ
  • 持ち込み条件や貸し出し品を、購入・制作の前に確認する
  • 色や素材を絞り、予算と制作時間を考える
  • 写真は、印刷サイズや納品時期も確認する
  • 配置の写真を残し、設営する方と共有する
  • 搬入だけでなく、撤収と持ち帰りまで決める

参考写真を見ていると、たくさん飾らなければ物足りないように感じるかもしれません。

けれど、一枚の写真や、ふたりにとって大切な品にも、伝えられることがあります。

「来てくれた方に、何を見てもらいたいか」。そこから考え、会場に合う形で少しずつ整えていきましょう。

DressAtelier&Photography emormaでは、結婚の節目を残す衣装選びと、フォトウェディング・前撮りをお手伝いしています。

ウェルカムスペースに飾る写真や、家族へのご報告に添える写真を考える際には、フォトプランもご覧ください。

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執筆:emorma(恵比寿のブライダル衣装レンタル・フォトウェディング専門店)