「写真を撮られると、顔がこわばってしまう」
「カメラを向けられると、どんな表情をすればいいか分からない」
「結婚の写真は残したいけれど、撮影そのものが少し不安」
フォトウェディングに興味があっても、写真に写ることが苦手だと、予約をためらってしまうかもしれません。
大切な記念だからこそ、きれいに残したい。その気持ちが強いほど、「ちゃんと笑わなきゃ」「失敗しないようにしなきゃ」と、一生懸命になってしまうこともあります。
けれど、撮影の間ずっと笑顔でいる必要はありません。相手の話を聞いている顔や、ふたりで景色を眺めている姿も、大切な一枚になります。
この記事では、写真が苦手な方に向けて、撮影前の準備と当日の過ごし方をご紹介します。まずは、うまく写ろうと頑張りすぎないところから始めてみましょう。

1. 自然な表情は、頑張って作らなくてもいい
「自然に笑ってください」と言われても、すぐに笑えるとは限りません。
カメラの前に立った途端、口元や目線が気になってしまう。笑顔を保とうとするうちに、頬が疲れてしまう。そんなときは、いったん表情を作ることを休んで構いません。
自然な表情は、何かに気持ちが向いているときに生まれるものです。
パートナーの言葉に思わず笑ったとき。衣装を着た相手を見て、少し照れたとき。きれいな景色に目を向けたとき。
写真のことを考えていなかった、その短い時間に、おふたりらしい表情が見えることがあります。
撮影前から「笑顔を完成させておこう」と思わなくても大丈夫です。
緊張している自分を責めない
普段と違う衣装を着て、初めて会うスタッフに囲まれ、カメラの前に立つ。緊張するきっかけはいくつもあります。
最初からくつろげなくても、それだけで撮影がうまくいかないわけではありません。
「まだ少し緊張しているな」と感じたら、そのままカメラマンに伝えてください。無理に平気なふりをする必要はありません。
2. 撮影のことから、少し気持ちを離してみる
写真が苦手なときほど、撮影中は写真のことばかり考えてしまいがちです。
「今の顔、大丈夫だったかな」
「手はここでいいのかな」
「次はどうすればいいんだろう」
そんなふうに頭がいっぱいになったら、撮影とは別の話題を、ふたりで話してみてください。
話す内容は、いつもの会話で十分
特別な思い出や、感動する言葉を用意する必要はありません。
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今日、ここに来るまでの出来事
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朝ごはんに食べたもの
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最近ふたりで見た映画や番組
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撮影が終わったら食べたいもの
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次の休みに行ってみたい場所
「終わったら何を食べようか」という会話でも十分です。
面白いことを言おうと頑張るより、相手の返事を聞いて、その話を続けてみる。意識が自分の顔から相手へ向くことで、撮影中の過ごし方も少し変わってきます。
笑わせようとしすぎなくても大丈夫
パートナーが緊張していると、何とか笑わせてあげたくなるかもしれません。
けれど、「もっと笑って」「いつもみたいにして」と言われると、かえって難しく感じる場合もあります。
笑顔を求めるより、普段の調子で話しかけることを意識してみてください。返事を待ったり、一緒に景色を見たりする静かな時間も大切です。
3. カメラを見続ける必要はありません
記念写真というと、正面を向いてカメラを見る姿を思い浮かべる方もいるでしょう。
もちろん、カメラに目線を向けた写真も大切です。ただ、フォトウェディングで残せるのは、それだけではありません。
相手を見ている横顔や、ふたりで並んだ後ろ姿も、結婚の記念になります。
| 目線を向ける先 | 残せる場面の例 |
|---|---|
| パートナー | 会話している姿、顔を見合わせる瞬間 |
| ブーケや手元 | 花を眺める姿、指輪を見つめる場面 |
| 窓の外や周囲の景色 | 落ち着いた横顔、ふたりで景色を楽しむ姿 |
| カメラ | 表情や衣装を正面から残す記念写真 |
カメラ目線が苦手なら、事前にそのことを伝えておきましょう。
「相手と話している写真が好きです」
「カメラ目線は少なめにしたいです」
こうした希望は、撮り方を相談する手がかりになります。
ただし、カメラ目線を少し残しておきたいかどうかも、ふたりで考えておくと安心です。写真の使い道によっては、正面を向いた一枚が役立つこともあります。

4. 笑顔だけが、ふたりらしい表情ではない
写真を見返したとき、心に残るのは大きな笑顔だけとは限りません。
相手の話に耳を傾けている顔。少し照れたような表情。肩を並べて、落ち着いて過ごしている姿。
そうした場面にも、おふたりの関係が表れます。
「ずっと笑う」を目標にしない
撮影中、笑顔を保とうとして疲れてしまったら、一度口元を緩めて休みましょう。
笑っていない写真があっても、それは失敗ではありません。穏やかな表情と笑顔の両方があることで、その日の時間を思い出しやすくなることもあります。
どの写真も同じ表情にそろえる必要はないのです。
ふたりの表情が違ってもいい
一人がよく笑い、もう一人は静かにほほ笑む。そんな違いも、おふたりらしさの一つです。
相手と同じように笑おうとするより、自分にとって無理のない表情で過ごしてください。
5. 撮影前に伝えておくと安心なこと
当日になってから苦手なことを説明するのが難しそうなら、予約時や打ち合わせの段階で伝えておきましょう。
長く説明する必要はありません。次のような言葉でも、十分な相談のきっかけになります。
| 気になっていること | 伝え方の例 |
|---|---|
| 表情がこわばりやすい | 「写真を撮られると緊張してしまいます」 |
| カメラ目線が苦手 | 「会話中や横顔の写真も残したいです」 |
| 笑顔を作るのが難しい | 「笑顔を求められると、力が入ってしまいます」 |
| どう動けばいいか分からない | 「立ち位置や動きを、その都度教えてほしいです」 |
| 人の視線が気になる | 「人通りや周囲の視線が少し気になります」 |
撮影場所やプランによって対応できる範囲は異なります。気になることは、申し込み前に相談しておくと安心です。
好きな写真は、少しだけ集めておく
「自然な写真が好き」といっても、思い浮かべる雰囲気は人それぞれです。
会話して笑っている写真なのか、静かな横顔なのか、歩いている後ろ姿なのか。気に入った写真を数枚見せると、言葉だけでは伝えにくい好みを共有できます。
同じ表情やポーズを再現するためではなく、どんな時間を写真に残したいかを伝えるための参考として使ってみてください。
6. 当日は、ふたりで過ごす時間も楽しんで
準備を整えたら、当日はすべてを自分たちだけで頑張ろうとしなくて大丈夫です。
立ち位置や顔の向きなど、分からないことはカメラマンに聞いてください。撮影を続けるのがつらいほど緊張したり、衣装や姿勢に苦しさを感じたりしたときも、遠慮せず伝えましょう。
少しひと息ついてから、また撮影を始める。そのやり取りも、安心して過ごすための大切な準備です。
衣装を着た相手をゆっくり眺める。ふたりで今日のことを話す。撮影の合間に、いつもの会話をする。
フォトウェディングを「きれいに写るための時間」と考えるだけでなく、おふたりの節目を一緒に過ごす時間として楽しんでいただけたらと思います。
撮影の種類を検討中の方は、こちらの記事も参考にしてください。
前撮り・後撮り・フォトウェディングの違いとは?3つの言葉をまとめて整理します

まとめ
写真が苦手な方は、撮影に向けて次のことを覚えておくと安心です。
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最初から自然な笑顔を作ろうとしなくていい
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撮影とは別の話題で、ふたりの会話を楽しむ
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カメラだけでなく、相手や景色にも目を向ける
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笑顔だけでなく、穏やかな表情も大切にする
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苦手なことや好きな写真の雰囲気を、事前に伝える
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分からないことや無理を感じることは、撮影中でも相談する
大切なのは、写真が得意な人になることではありません。
あとから見返したときに、「こんな話をしたね」「このとき少し照れたね」と、その日のふたりを思い出せること。そんな一枚を残すために、まずは気負わず、撮影への不安を話すところから始めてみませんか。
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執筆:emorma(ブライダル衣装レンタル・フォトウェディング)